Kagaya 復元煙管 / 平象嵌 銀、四分一 石州形 黒羅宇煙管 「尾長と花」 明治時代 SOLD OUT
Antique Japanese Smoking Pipe Kiseru tabaco.
kagayaが新しく取り組み始めた「復元煙管」の世界。
明治期に「象嵌」を用いて制作された煙管。
優れた技術が必要とされる上、煙管職人が少なくなった現代であまり見ることが出来ない希少な一本。
煙管の一般的な形とされる石州形は、かの大茶人石州侯が用いたことからその名が付いた。
銀と四分一が使われた本体には、黒竹羅宇が合わせられ、全体的に落ち着いた仕上がりになっている。
夜の帳のような暗闇をイメージしたのであろうか、上部には烏の仲間である尾長が飛んでいる。
柔らかそうな羽毛は「毛彫」という、刃先が三角形に尖った鏨で毛のような細い線を彫る技術が用いられており、翼や尾、嘴の「象嵌」をさらに際立たせる。
象嵌とは、金属の表面を彫ってそこに他の金属を嵌め込み、色彩的変化を加えて文様や文字を表す技法。
宮大工の木組み工法のように1mmも隙間を作らず嵌め込み、表面に段差が出ないよう高さも正確に合わせる必要がある。
尾長には、線象嵌という糸状の金属を嵌め込む技術が使用されている。
強調された尾羽が一層神秘的な印象にさせ、下部には大きく咲き誇った花が描かれている。
葉や茎はもちろんのこと、棘や根元まで細かく表現されており、地に深く根付いた力強さを感じる。
花の部分には「線象嵌」ではなく「平象嵌」が用いられ、線ではなく平板をそのまま嵌め込んだ。
光に当ててみると、輝く花びらは煙管に花が咲いたかのように思わせてくれる。
製造時期:明治時代
本 体 :銀、四分一
全 長 :約210mm
重 量 :約32g
※煙道徹底洗浄