Kagaya 復元煙管 / 高肉象嵌 銀・真鍮・銅 石州形 色絵虎の図 喧嘩煙管 明治時代 SOLD OUT
復元煙管とは
明治~昭和時代に作られた煙管を超音波洗浄を用いて
一本一本丁寧にクリーニングし現代に蘇らせたKagayaの新しい取り組み。
象嵌や複雑な彫刻など様々な装飾が施されており
現代では作られることのない貴重な煙管たちです。
Fukugen Kiseru
Traditional Japanese Pipe “Kiseru”
Kiseru from over 100 years ago are carefully cleaned
one by one using ultrasonic cleaning
and brought back to life in the modern age.
Decorations and techniques used
that would not be produced today.
It can also smoke rolling tobacco as well as kizami tobacco.
明治期の煙管。
博労馬喰(牛や馬の仲買商人)が持っていたとされる喧嘩煙管。
見た目だけでインパクト絶大であるが、彫刻にも注目していただきたい。
虎の彫刻には3種類の特殊な技法が用いられている。
まずは虎の背の模様、輪郭など、深く抉り削り取ったような彫刻は「片切彫」と呼ばれる。
これは、刃先が木工のノミのような形の鑿で先を片側に倒して彫っていくため、片側が深く、反対側が浅くなるという特徴がある。
絵画の「付立法」の筆勢をそのまま表現するのに適している。
周りを囲む竹や笹の葉もこの片切彫を用いて荒々しく彫り散らかされ、虎の猛々しさを見事に表現している。
その獰猛さとは裏腹に、柔らかそうな毛並みは「毛彫」という技法が用いられている。
これは、刃先が三角形に尖った鑿を用いる。
基本的に毛彫は彫削跡がV字形となり、鋭く力のある線が多いが、この煙管では鑿の先を少し丸く砥ぐことで彫削跡がU字形となり、柔らかい線を作りだした。
虎の目に注目すると、金色に輝いているのが分かる。
これは「色絵」という、金や銀の薄板を鑞付けする技法。
吸口の真鍮と相まって、闇夜に吠える虎を印象的にさせる。
最も特筆すべき点は月の「高肉象嵌」であろう。
これは、金属の表面を彫って、そこに他の金属を嵌め込み、色彩的変化を加える技法。
象嵌部分が地金よりも高く浮き出ているのが特徴で、象嵌の中でも特に複雑とされている。
煙管職人の数が僅かな現代では、象嵌煙管は作られていないであろう。
製造時期:明治時代
全 長 :約332mm
重 量 :約150g
※煙道徹底洗浄